老若男女の誰もがインターネットのニュースを読む時代になりましたが、多すぎる情報をどう取捨選択すればよいのか悩みの種となっています。

カリフォルニア州スタンフォード大学の調査した結果、アメリカのほとんどの中学生が、広告記事とニュースの区別がついていないことが明らかになりました。

 

82% of middle schoolers can’t distinguish between an ad labeled “sponsored content” and a real news story

今時の中学生はずいぶんとインターネットに慣れている印象がありますが、実際は82%が広告コンテンツとニュースの区別がついていないことがわかりました。

調査は10代の生徒7804人を対象にしたもので、彼らはオンラインの時間が長く、メールやSNSを送ったり動画を見たりなどのマルチタスクは得意としています。

その一方で、メディアの内容の信ぴょう性を評価をする項目に関しては、3分の2以上ができていないことがわかりました。

この研究結果に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。

●大人も、かなりひどい割合が判断できていないことに賭けてもいい。

↑小切手を出して賭けよう。安全な賭けだよ。

●同意するよ。多くの良識的に思えるFacebookの友人たちが、ニセ科学だったり、インチキ政治的記事をシェアしているからね。
1流の大卒さえも、そうだ。本当に恐ろしいよ。

↑哲学は高校で教えられるべきだな……。

●うちの8歳児には、何度もそのドレスアップしたYoutubeチャンネルは広告だと説明しなければいけなかった。

●それが狙いだろう。人々を混乱させるのがさ。

●今の社会で最大の脅威ではないかと正直に思う。
誰の頭脳でも、使い古された手法で簡単に陥りやすい。なのにこの欠点は最近ようやくわかりはじめたことなんだ。

●ニュースでなくてもいい。人間は何かシンプルで太字になっていることを信じる生き物なんだ。それは大人たちも変わらない。

●想像するに、かなり高い割合が、学校の課題や宿題以外にニュースを読んでいないのだと思う。

↑実際、高校生のころにそんなにニュースを読んでいたかい? 自分だって読んでいなかった。少なくとも大人の今は読むが、それもバラエティ番組やコメディを通してのことが多い。

●大学でメディア研究を専攻していた。最初はとてもクールな科目だと思ったが、すぐにこれは絶対にみんなが理解しておかねばならない必須事項だと確信した。
そしてほとんどの人がメディアのことを全く理解していないと落ち込んだ。

●去年サウスパークでこのことを指摘していた。

●こういうのを学校でしっかり教えるべき。

↑学校でこういうのを教えているが、うまくいってない。


大半の人は、目に飛び込んでくる情報を深く考えず軽い気持ちで読んでいるので、広告であってもそのまま受け止める傾向があるとのことです。

デマや偽科学などに惑わされないような取り組みが、今後ますます必要になってくるかと思われます。

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