試合後の取材エリアで最初に語ったひと言は、酒井高徳の偽らざる気持ちだっただろう。1月12日のパレスチナ戦を終えた23歳の右サイドバックは、表情に遠慮がちな笑みを浮かべた。「あんまり緊張するタイプではないんですけど、久々に緊張したというか」理由は複合的なものだ。「全く知らない相手だったので、どんなことをしてくるのかちょっと探り探りになってしまって、前半は後手、後手の対応が続いてしまった」と言う。リス