「猛スピードで母は」で芥川賞をとり、「夕子ちゃんの近道」大江健三郎賞を取った長嶋有が、面白いことをしている。2001年デビューした長嶋有は、昨年で作家業10周年。基本は純文学の作家ですが、ただ小説を書き続けるだけではなく、多様な方面に足を伸ばし始めたのです。もともとコラムニスト「ブルボン小林」としても漫画やゲームのコラムを書いていましたが、ちょっとベクトルが違う。一つは、自分で「コミPo!」を使って