28年前、大阪から上京した19歳の少年は弟子入り志願のため、TBSの駐車場の付近でひたすら出待ちをしていた。次々と出てくる車を隈なく見たが、その姿はない。数時間が経ち、諦めかけたその時、ハイヤーのスモークがかかった窓ガラスをのぞき込むと、黄色い縁メガネの人影が確認できた。『間違いない!』走って追いかけた先の信号で車の窓をノックすると、ゆっくりと窓が開いた──。【写真】黄色い縁メガネをかける弟子・笑助氏