移籍拒否で藤波行雄氏は減俸、自費キャンプ、背番号変更、6カードの出場停止となった常にクビを覚悟していた。元中日外野手の藤波行雄氏は、プロ4年目の1977年シーズンから毎年“背水の陣”だった。1976年オフにクラウン(現西武)へのトレードを拒否して、背番号「3」の剥奪などのペナルティを受けて残留。「結果を出さなければ、もうどうなるかわからない。必死でしたよ」。そんな気持ちで1年ずつクリアしていった。「4年目は8