【▲2011年7月2日、カナダ・アルバータ州エドモントン市の上空に出現した夜光雲(Credit: NASA/Dave Hughes)】地球の北極と南極に近い地域では、夏の夕暮れから明け方にかけて、うっすらと虹色に輝く雲が空高くたなびいていることがあります。これは「夜光雲」と呼ばれる雲で、大気圏で燃え尽きた流星の微粒子である「流星煙粒子」に氷の結晶が付着して形成されます。2007年にアメリカ航空宇宙局(NASA)が打ち上げた夜光雲観測衛