1986年『女が家を買うとき』(文藝春秋)での作家デビューから、72歳に至る現在まで、一貫して「ひとりの生き方」を書き続けてきた松原惇子さんが、これから来る“老後ひとりぼっち時代”の生き方を問う不定期連載です。第16回フィンランド訪問で感じた“本当の幸せ”とは今年の8月末に、フィンランド福祉施設等視察団に参加し、首都・ヘルシンキに行ってきた。このたび、ツアーに参加を決めたのは、国連が発表する2019年の世