この写真の中央、2つの電極の間にぽつんとみえる小さな白い点は、たった1個の原子が放っている光です。これはイオントラップと呼ばれる装置の中のイオン化した単一のストロンチウム原子で、両方から伸びる電極の間は約2mmほど。しかしそれは(画像では拡大表示になっているかもしれないものの)実際に目視できる光です。この装置がどうやって単一の原子を捕捉するかを超絶大雑把に説明すると、まずレーザーのエネルギーでストロンチ