息よりも静か! 驚くほどの静粛性
デロンギ「マルチダイナミックヒーター」

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雪国育ちだからか「東京の寒さなんてたいしたことないでしょ?」といわれることがよくある。

いやいや、とんでもない。皆さん、大きな誤解をしている。

外出中は別として、室内で過ごす分には、意外と雪国のほうが快適だったりする。というのも、防寒具、および暖房設備が十分すぎるほど完備されているからだ。

たとえば私の実家では、エアコンに石油ストーブ、こたつの三段構えは当たり前。年末年始で親戚が集まり、こたつに入りきれないときには、これに電気カーペットまでも加わったりする。石油ストーブの熱を有効活用するため、ストーブの温風をこたつに送るダクトみたいなものまであった。

ただ、やっぱり難点もある。というかメッチャある。
まず、寒いときはともかく、ちょっと暖かくなりすぎたときに、一体どの暖房を切り、温度を下げればいいのかのチョイスが難しい。

2つ目。石油ストーブは結構小まめに灯油の補充をしなければならない。もちろん補充は家の外。暖まるためとはいえ、極寒の中で灯油タンクからポンプでシュコシュコ補充する作業はもう罰ゲームものだった。

そして3つ目は部屋が狭くなること。部屋のセンターにこたつが鎮座し、石油ストーブも結構場所を取る。しかも火事が怖いから、置く場所にどうしても制限が出てしまう。結果、部屋の主が人なのか、暖房器具なのか……という状態。おまけに温風ダクトは格好悪いし。

そこで私、この冬は珍しく親孝行の意味も込め、とある商品を郷里に贈ってあげようと決意しました。その商品とはデロンギの「マルチダイナミックヒーター」。

この商品、一見すると従来からあるオイルヒーターのようでもあるが、全くの別物。複数のモジュール(熱源)を何個動かし、どこを動かすかを考えて効率よく暖める。輻射熱と自然対流の力で室内の空気と一緒に壁や天井まで暖め、結果、部屋全体がむらなく暖かくなるという効果を発揮する。

こたつ周りにリモコンからお茶菓子からティッシュまで完全装備し、トイレ以外は動かなかった不健康な生活とはオサラバできるよ、兄貴!

さらには、最先端機能のオートアダプティブテクノロジー(Auto Adaptive Technology)によって室温と設定温度の差を自動計測。外気温度が変化したとしても±0.5℃の微差で設定温度に近い室温を長時間、一定に保つことができるんだって。

もう今までのように、エアコンの温度を上げ下げしたり、石油ストーブを消したりまた火を入れたりという面倒な調整をしなくてもいいんだよ、父さん!

そしてこの繊細な温度調整を必要最低限の電力で自動運転してくれるというから、少ない消費電力量で使い続けることができる実にエコなマシンでもあるわけですよ、母さん!

部屋が暖まるのも実にスピーディ。外気温が5℃の状態でもわずか25分足らずで一気に20℃まで暖めてくれるというから、外出先から帰ってきたときにこそ使いがいがあるんじゃないだろうか。

そしてもうひとつ画期的なのがスタイリッシュなデザイン性。部屋がスッキリ広く見えるし、親戚が集まる年末年始にも邪魔にならないはず。白と黒のカラーリングは場所を選ばないし、部屋がグッとオシャレになること間違いなしだ。

今までの暖房機器って、部屋の大切なスペースを占拠し、さらには温度調整に小まめに気を配らなきゃいけないなど、まるで暖房機器が部屋の主のようでもあった。でも、デロンギの「マルチダイナミックヒーター」なら、自動で快適な温度にしてくれる上に置き場所に困らないスマートなデザインで、部屋の主を我々人間に奪回することができるはず。まさに暖房革命、といえる一台だ。
(オグマナオト)