韓国銀行(中央銀行)は24日、2014年第2四半期における韓国の国内総生産(GDP)の伸びが前期比0.6%増にとどまり、12年第3四半期以来、最低の水準に落ち込んだことを発表した。(イメージ写真提供:(C) Urs FLUEELER/123RF.COM)

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 韓国銀行(中央銀行)は24日、2014年第2四半期における韓国の国内総生産(GDP)の伸びが前期比0.6%増にとどまり、12年第3四半期以来、最低の水準に落ち込んだことを発表した。中国メディアの国際在線によれば、韓国政府は14年の経済成長率見通しを引き下げると同時に、40兆ウォン(約4兆円)の景気対策を行う方針だ。

 韓国経済の成長率見通しが引き下げられたことについて、記事は韓国政府の分析を引用し、「セウォル号の沈没事故によって民間消費が前期比0.3%減となったことが大きな原因」と伝えた。

 また、韓国大統領府(青瓦台)は同日に会議を開き、新しい経済政策方針を発表、さらにチェ・ギョンファン経済副首相兼企画財政部長官の発言として、「経済回復に向け、積極的なマクロ政策と緩和的な財政政策を実施する」と伝えた。

 また韓国政府は24日、14年の経済成長率見通しを4.1%から3.7%に引き下げると同時に、40兆ウォン(約4兆円)の景気刺激策を発表した。記事は「韓国国内の消費を喚起するため、税優遇措置による賃上げの奨励や中小企業向けの優遇政策を行う方針」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Urs FLUEELER/123RF.COM)