写真は事件で実際に使われた首輪
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 アメリカでピザ配達人が銀行強盗をした後に爆死したという衝撃的な実話が映画化されることがDeadline.comや複数のメディアが伝えたことで明らかになった。

 同事件は、2003年ペンシルバニア州の田舎町イーリーの銀行にピザ配達人のブライアン・ダグラス・ウェルズが押し入り、ブライアンが銀行から出たところでブライアンの首に仕掛けられた首輪型の時限爆弾が爆発し、即死したというもの。

 この強盗事件の際にブライアンは、何者かに自分の首に首輪の時限爆弾を仕掛けられ、「銀行強盗を成功させて金を持ってくれば時限爆弾を解除してやる」と脅されたと自身の潔白を主張していた。だが後のFBIの調査によると、銀行強盗を企んでいた彼の知人女性マジョーリー・アームストロングが、ブライアンと共謀して銀行強盗をしたのではないかという説が浮上している。

 今作のプロデューサーであるクラーク・ピーターソンは、同事件を捜査して解決した捜査官。実話を基に、実際に事件に関わった人間がプロデュースし描かれる映画として、どのような緊張感を持った作品になるのか期待される。ちなみに、ジェシー・アイゼンバーグが主演した映画『ピザボーイ 史上最凶のご注文』は、ストーリーがこの事件に似ているが、コメディ作品として描かれていた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)