リーグ・アン第9節（16日）のオセール戦で、審判を突き飛ばして退場となったボルドーのアルー・ディアラが少なくとも3週間の出場停止処分を受けることが決まった。レキップ紙が報じた。

　リーグ規律委員会は21日、ディアラに対し11月10日まで出場停止とし、その後については保留とする決定を下した。前例によれば6ヶ月の出場停止となるおそれもあるが、ディアラの行為が反射的で、直後に審判に謝罪したことから、それよりは軽い処分となる可能性が高い。

　11月10日は奇しくもフランス代表の親善試合メンバー発表の日にあたる。1週間後の17日には、今年最後の代表戦として、イングランドとの試合が予定されている。しかしそれまで実戦に出場できないディアラが招集される可能性は薄いと見られる。

　その場合、ローラン・ブラン監督はディアラに代わる主将を誰にするかの選択を迫られる。ちなみにこの試合に向けては、W杯で主将だったパトリス・エヴラ（マンチェスター・ユナイテッド）の出場停止処分が解けて招集が可能となる。副主将だったフランク・リベリ（バイエルン・ミュンヘン）もケガから復帰している可能性が高い。久々の強豪相手で“新生”フランス代表の真価が問われる一戦だけに、ブラン監督がチームの柱をどう形成するかに注目が集まる。