フィギュアスケート 鍵山らが帰国GPファイナルへ「次はうれし涙」
フィギュアスケート男子で22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が18日、羽田空港に帰国した。グランプリ(GP)シリーズ第5戦・フィンランド大会を制し、2季連続のGPファイナル(12月・フランス)進出が決定。NHK杯からの連戦を終え、「日本でひとまず休んで再始動してできたら。反省すること、すべきことを考えて、あと3週間で調整したい」と語った。
フィンランド大会ではGPシリーズ2連勝を飾ったが、フリーではミスが重なり自己ベストを大きく下回る点数を記録。「目標とかけ離れた演技だった」と順位とは真逆の悔しさがつのり、演技後は号泣した。
試合を終えて数日がたち、現在は「くよくよしていてもしょうがない」と前向きな気持ち。「結果として受け止めて、のぼるだけ」と切り替えている。
GPファイナルまでは約3週間。まずは実家に戻り「食べて寝ます」と英気を養う。「次に泣くときはうれし泣きにしたい」と誓った。
女子の松生理乃(中京大)も帰国。GPファイナル進出は第6戦・中国大会の結果次第のため不透明だが、フィンランド大会では2戦連続の表彰台に立ち、確かな手応えを得た。全日本選手権(12月、大阪)へ向けて「大きな舞台。世界を経験して緊張にも強くなってきた。それを生かして今年こそいい演技ができたら」と力を込めた。