『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』©MMT LTD 2024. All Rights Reserved.

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 パドリックドメイン化した『蒸気船ウィリー』をホラー映画化した『Mouse Trap(原題)」が、『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』の邦題で2025年3月に日本公開されることが決定した。

参考:“公共の財産”となったミッキーマウス 表現にとっての“二次創作の意義”を考える

 ウォルト・ディズニー社が1928年11月18日に公開した、ミッキーマウスとミニーマウスの“デビュー作”でもある短編アニメーション映画『蒸気船ウィリー』。2024年の1月1日に公開から95年を迎えついに著作権での保護期間が終了し、アメリカでパブリックドメインとなった。本作は、そんな『蒸気船ウィリー』を、同じく原作の保護期間が終了した『くまのプーさん』同様、ホラー映画として製作したもの。日本公開の情報が発表された11月18日は、ミッキーとミニーの誕生日、もしくはスクリーンデビューの日とされている。

 もうすぐ21歳の誕生日を迎えるアレックスは、バイト先のゲームセンターで店長から残業を頼まれる。一人きりの店内で不気味な人影を目撃し恐怖心を募らせるが、旧友たちが誕生日祝いのサプライズパーティーをしてくれたのだった。しかし、楽しい時間を過ごしていた彼女たちの前に、ミッキーマウス(のようなもの)が出現する……。

 監督を務めたジェイミー・ベイリーはディズニーの大ファンだといい、日本でも反響を呼んだ映画『プー あくまのくまさん』にインスパイアされて本作を製作。また、本作に追随するかのように、初代ミッキーを悪キャラにした新作ゲームやアニメ製作が次々と発表されるなか、初代ミッキーとくまのプーさんの初共演映画『Mickey vs. Winnie(原題)』の製作も決定している。

(文=リアルサウンド編集部)