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 ◇NBA Gリーグ ハッスル121ー132ブルー(2024年11月15日)

 NBAグリズリーズ下部組織メンフィス・ハッスルの河村勇輝(23)が、15日(日本時間16日)のオクラホマシティー・ブルー戦で先発出場。Gリーグデビュー戦から7得点10アシストと躍動した。しかしチームは敗戦して開幕3連敗を喫した。

 グリズリーズとの「エグジビット10」契約からプレシーズンマッチで存在感を示して2WAY契約を掴み取った河村。グリズリーズは開幕から主力選手のケガ人が続出したため、河村は開幕戦から12戦連続ベンチ入り。開幕2戦目となった10月25日(日本時間26日)の敵地ロケッツ戦に途中出場して日本人4人目そしてBリーグ初のNBA選手誕生となった。その後Gリーグ合流すると、デビュー戦からスタメンに名を連ねた。

 第1Q残り10分15秒に相手のオフェンスでの反則を誘って、守備から貢献。残り9分32秒には味方の3Pシュートを演出してGリーグ初アシストをマーク。残り7分9秒にはドリブルでペイントエリア内に侵入すると、ノールックパスでゴール下にカッティングしてきた味方に合わせてアシスト決めた。

 残り6分33秒には左コーナーからステップバックで3Pシュートを決めてGリーグ初得点。さらに残り5分52秒には左ウイング付近からゴール下にカッティングして、味方のパスを受けてレイアップシュートを決めた。残り4分36秒で一旦ベンチに下がった。

 第2Qはベンチスタート。残り9分50秒からコートに立つと、残り9分36秒で味方の3Pシュートを演出。その後、ハーフコートライン付近から味方へのアリウープを演出するなど連続アシストを決めた。

 残り3分44秒にはファンを魅了した。トップからドリブルで侵入しながら、後ろにいた味方に自身の股下を通すバックパスで3Pシュートをアシスト。残り1分10秒で味方の4点プレーも演出した。

 第3Qはスタートから出場。残り9分44秒で味方の3Pシュートを演出して、後半初アシスト。しかし残り6分20秒でこの日4つ目のファールを犯し、ベンチに下がらざる得なくなった。

 最終クオーターはベンチスタート。残り7分28秒から途中出場。残り5分10秒にトップからのドライブインで左コーナーの味方へパスし、3Pシュートをアシストした。残り3分43秒にはトップからのドライブインからダブルクラッチレイアップシュートを決めて後半初得点をマークした。試合終了直前にもアシストを決めて、2桁アシストに乗せた。

 Gリーグデビュー戦は約30分プレーして、7得点10アシスト4リバウンドをマークした。シュートは12本試投で3本成功。3Pシュートは6本試投で1本成功した。

 チームは前半からリードを許す苦しい展開の中で、勝ち越すことは出来ず開幕3連敗を喫した。