172cm河村勇輝の“小さすぎる”パフォに本音 敬意を忘れない発言に欧州も注目「同僚から学んだが…」
モラントのゴールに見せた「身長を測る」パフォーマンス
米プロバスケットボール(NBA)のグリズリーズと2ウェイ契約を結び、NBA初出場も果たした河村勇輝のある行動が、欧州でも注目を集めている。リトアニアの専門メディア「バスケットニュース」が「ユウキ・カワムラ“小さすぎる(Too small)”のセレブレーションは『好きではない』」という記事で伝えた。
発端となったのは、2日(日本時間3日)の76ers戦だ。2020年には新人王に輝いたチームのスター、ジャ・モラントが、インサイドで相手守備をはねのけシュートを決めた。その瞬間ベンチにいた河村は、身長を測る時のように手を水平にして、そのまま床の近くまで下げる動きを見せた。得点を防げなかった相手守備陣を「背が低すぎる」と煽るパフォーマンスだ。
記事は「ジャ・モラントが第4クォーター残り4分でタイリース・マクシーを越えて得点し、グリズリーズが2桁のリードを奪ったとき、カワムラはベンチから前に出て“小さすぎる”のジェスチャーを見せた」と伝えている。さらに「身長5フィート8インチ(約1メートル72センチ)の日本人ガードは、この動きをモラントから学んだと語ったが、まだ完全に乗り気ではない」と続けた。
河村は米テネシー州地元紙「ザ・デイリー・メンフィアン」のグリズリーズ番ドリュー・ヒル記者にセレブレーションについて質問を受けていた内容も紹介。「小さすぎる、ですよね? これは失礼なことですよね? そういうのはあまり好きじゃない」と思わず本音。相手選手への敬意が欠けることを自覚していた。
ただ、河村はヒル記者に「でも、もしチームメートがダンクを決めたら、ベンチから僕はします」と口にしており、チームに対する献身的な姿勢を見せていた。
(THE ANSWER編集部)