妻はよく配達で食事を注文しています。7キロ先のお店なら車で買いに行った方がお得ではないのでしょうか?

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夕食の準備などが大変なときに活用すると便利なものが、食事の配達です。便利な食事の配達ですが、〇〇円以上から配達可能や、お店で食べるよりも割り増しになっている場合が多いです。 食事の配達を利用せず、お店まで買いに行くとどの程度お得になるかは気になります。往復の移動費や、かかる時間・労力を考えるとどちらがお得なのでしょうか。今回は、配達で食事を注文する場合の配達料と、買いに行った場合のガソリン代を比較し、どちらがお得かについてご紹介します。

食事の配達料の相場とは

食事の配達には基本的に注文代金だけでなく、配達料などの手数料が必要な点に注意しましょう。手数料の内容は利用するサービスによって異なりますが、原則として配達料はどのサービスを選んでも発生します。また、配達を利用するとお店で食べる・買うよりも全体的に料金がプラスされる点にも注意しましょう。
食事の配達サービスの配達料の目安は以下の通りです。

・A社:50円~
・B社:0円~450円
・C社:300円~
・D社:99円~399円

配達料はお店から家までの距離や、配達スタッフの状況、天候などの影響を受け変動するケースがほとんどのようです。また、利用するサービスによってはお得に利用できるクーポンや期間限定のイベントなどをやっている場合もあります。利用前には忘れず公式サイトなどをチェックしましょう。
 

7キロメートル先のお店までかかる移動費について

経済産業省資源エネルギー庁が発表している、2024年9月30日時点のレギュラーガソリンの店頭現金小売価格は、全国平均で174.8円/リットルです。
ここでは車の燃費を10キロメートル/リットル(A)と、22キロメートル/リットル(B)の2つに分けて、7キロメートル離れたお店までの移動にかかる費用について計算してみましょう。片道のガソリン代は(A)でおよそ122円、(B)のガソリン代はおよそ56円になります。往復の場合は、それぞれ244円と112円程度です。
 

食事の配達サービスをお得に利用するには

食事の配達サービスをお得に利用するには、専用アプリのダウンロードがおすすめです。アプリには不定期にクーポンが発行され、活用すればお得に利用できます。
また、配達サービスの中には独自のサブスクリプションを用意している会社もあります。毎月一定額・一定回数以上利用する方であればサブスクリプションの契約によって配達料を抑えてお得に利用可能でしょう。
そのほか、配達会社によっては不定期に配達料を無料にするイベントを開催しています。開催されるタイミング、対象となる店舗は配達会社側が決めているようですが、逃さず利用できれば、配達料なしで利用可能です。さらにお店によっては配達料が安く設定されているケースもあり、探して利用するのもよいかもしれません。
食事の配達サービスをお得に利用したいのであれば、こまめにこういった情報をチェックする習慣を持ちましょう。
 

食事の配達サービスを利用するよりも車で買いに行く方が費用は安いケースもあるが、総合的な負担を考えよう

食事の配達サービスの配達料の相場は0円~450円程度、今回の試算では片道7キロメートル離れたお店までかかるガソリン代は往復112円~244円程度であり、かかる費用だけで考えるとお店まで買いに行く方がお得になるケースもあるでしょう。
しかし、注意すべきは目に見えないコストです。お店まで行く手間・かかる時間なども総合的に考え、負担にならない選択をすることが大切です。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 10月2日(水)結果詳細版
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー