記者会見に臨むイランのペゼシュキアン大統領=2日/Karim Jaafar/AFP/Getty Images

(CNN)イランのペゼシュキアン大統領は2日、前日のイスラエルへのミサイル攻撃を受けて同国が報復攻撃に出た場合、「より激しい措置」を講じると述べてイスラエル側を牽制(けんせい)した。

ペゼシュキアン氏は訪問先のカタールで、イスラエル中東地域の不安定化を引き起こしていると非難。同国に約200発の弾道ミサイルを発射した1日の攻撃については、「対応するしかなかった」とし、イスラエルが報復攻撃を行えばより激しい措置を取ると言明した。

イスラエルネタニヤフ首相はイランのミサイル攻撃の数時間後に、「イランは大きな過ちを犯した。代償を払うことになる」と報復する意向をにじませていた。

イランイスラエルへのミサイル攻撃について、同国がイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ師やイスラム組織ハマスの最高幹部イスマイル・ハニヤ政治局長を殺害したことへの報復と説明している。