【MLB】ドジャース 13−2 ロッキーズ(9月28日・日本時間29日/コロラド)

 観客からも大ブーイングが起きる事態となった。

【映像】大谷、“ほぼセンター前ヒット”→内野ゴロで球場騒然の瞬間

 ドジャース大谷翔平投手がロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場すると、2回に痛烈なセンター前ヒットと思いきや、ショート正面のゴロでアウトに。いわゆる“大谷シフト”によるものだが、これにはファンも怒りの声を挙げる結果を招いた。

 問題のシーンは2回表、2死走者なしの場面のことだ。1回表の第1打席で前日の試合から5打席連続ヒットを放ち、首位打者を争う中で打率も.311と首位アラエス(パドレス)の.314に“3厘差”と迫っていた中、この打席にも期待が集まった。すると、ロッキーズの先発アントニオ・センザテーラ投手が投じた初球、87.4マイル(140.6キロ)のスライダーを捉えた。打球はピッチャーの右横を通過し、そのまま二遊間を抜けてセンター前ヒットとなるはずだったが……。

 ロッキーズは左打者の大谷に対して守備シフトを敷いたため、二塁ベース付近の二遊間にはショートのエゼケル・トーバー内野手が守っていた。そのため、真正面のゴロを難なく処理され、アウトに打ち取られる結果となった。

 この試合を含め、残り2試合で"逆転首位打者"を目指す大谷にとって、少しでも打率を上げたい場面だ。ボテボテのゴロならまだしもヒット性の当たりを阻まれたこともあり、観客も大ブーイング。ファンも「シフト反則だろ!」「そこに守るなよ」「どこにショートおんねん」「シフト禁止されたんじゃないの?」と問題視する声を挙げていた。

 この試合は、結果的に6打席が回り、1四球により5打数2安打。前日に記録した.309から1厘上がって.310となり、この日は欠場したアラエスとは4厘差に。首位打者のタイトル争い、および大谷の打撃三冠の行方は最終戦で決着がつくことに。ドジャースは29日(日本時間30日)に、ロッキーズと今季レギュラーシーズン最終戦を迎える。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)