「洗顔石鹸」VS「洗顔フォーム」コスパのよさではどちらが上?節約できる使い方とは

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洗顔料には大きく分けて洗顔せっけんと洗顔フォームがあるため、どちらを使用するか迷う人もいるでしょう。選ぶポイントは人それぞれかもしれませんが、費用面ではどちらがお得なのか確認しておくことをおすすめします。 本記事では、洗顔せっけんと洗顔フォームのコスパの比較とそれぞれのメリット・デメリット、安くおさえる方法などもご紹介します。

洗顔せっけんと洗顔フォームの1回分の使用料を比較

あるメーカーの洗顔せっけんと洗顔フォームそれぞれの製品を例に挙げ、1回使用するのにいくらかかるのかを計算してみましょう。
まず、洗顔せっけんは100グラム(約100回分)で1320円(税込み)の製品を例に挙げて計算します。1回の洗顔に約1グラム使用するとして、1回分の料金は13.2円です。
一方、洗顔フォームは90グラム(約90回分)で1980円(税込み)の製品の場合、1回の洗顔に約1グラム、使用料は22円です。
上記の製品で比較すると、洗顔せっけんの方が8.8円安いことになり、洗顔フォームよりコスパがいいといえるでしょう。
朝と夜の1日2回ずつ洗顔料を使用するとして、洗顔せっけんは1日に26.4円、1ヶ月(30日)に792円かかります。一方、洗顔フォームは1日に44円、1ヶ月に1320円かかるため、1ヶ月の費用差は500円以上になると考えられます。
 

洗顔せっけんと洗顔フォームそれぞれのメリット・デメリット

上記の計算により、コスパのよさでは洗顔せっけんの方が上回っている可能性がありますが、費用面以外にもそれぞれメリットとデメリットがあるため、確認しておくといいでしょう。
まず、洗顔せっけんは天然由来の成分がベースになっているため、肌に優しい特徴があるといわれています。弱アルカリ性のものが多いため、弱酸性の肌汚れと中和してすっきりと落とすことが期待できるでしょう。また、泡切れがいいので洗い流しやすく、すすぎ残しが起こりにくいといわれています。
ただし、保管方法によっては雑菌が繁殖しやすいので注意が必要です。特に、お風呂場に置きっぱなしにしたりぬれたまま保管したりしてしまうと、感染症の原因になる菌が繁殖するおそれがあります。
一方、洗顔フォームは泡立ちがいいことや衛生面での心配が少ないこと、保湿力が高い製品が多いことなどがメリットです。
しかし、基本的に洗顔フォームには合成界面活性剤が含まれているといわれています。それにより肌荒れが起こる可能性があることや、泡立ちがいい分、使いすぎてしまうおそれがあることなどがデメリットとして挙げられます。
マイボスコム株式会社が実施した「洗顔料に関するインターネット調査」によると、顔を洗う際に洗顔料を使う人は7割弱のようです。その中で「洗顔フォーム」を使用する方は34.5%、「洗顔用石けん(固形)」を使用する方は15.9%という結果でした。
洗顔料選定時の重視点は「価格(58.1%)」について「洗いあがりの感触」「泡立ち」「洗浄力」などが各3~4割程度という結果でした。
 

泡立てネットで洗顔料を節約できる

洗顔時の肌への刺激を防ぐためには、洗顔料をしっかりと泡立てることが大切とされています。肌に優しい泡を作るためには、泡立てネットを使用する方法がおすすめです。
泡立てネットがあれば少量の洗顔料でも十分な量の泡を作れるため、洗顔料の節約にもつながります。泡立てる時間も短縮できるため、自分に合った泡立てネットを探してみるといいでしょう。
 

洗顔せっけんの方がコスパがいいと考えられる

洗顔せっけんと洗顔フォームでは、コスパはどちらの方がいいのかを実際の製品を例に挙げて計算したみたところ、今回の例では洗顔せっけんの方が1回分の使用量が安く済むことが分かりました。
コスパ以外の面でも比較しておいた方がいいメリット・デメリットがそれぞれあるため、よく検討して選ぶことをおすすめします。
洗顔料を節約したいときは、泡立てネットを使って泡立ちをよくし、洗顔料の使用量を減らす方法もあります。「洗顔せっけんの方が安いけれど、できれば洗顔フォームを使いたいので、少しでも節約しながら使う方法を知りたい」という人は、試してみるといいでしょう。
 

出典

マイボスコム株式会社 自主企画アンケート結果 洗顔料(第2回)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー