16日午前7時36分ごろ、全北群山市(チョンブク・クンサンシ)シビドンパド島付近の海上で8人が乗船した漁船が転覆して海洋警察が救助活動を行っている。[写真 群山海洋警察]

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全北・群山市(チョンブク・クンサンシ)の海上で漁船が転覆して船員8人が全員救助されたが、このうち3人が亡くなった。

16日、群山海洋警察署によると、この日午前、心停止状態で病院に搬送された77テリョン号(35トン級)の船長(70代)と機関長(50代)、40代の外国人船員らが死亡判定を受けた。一緒に救助された残りの外国人船員5人は健康に大きな異常はないことが分かった。

この日午前7時36分ごろ、群山市シビドンパド島南7.5キロ付近の海上で77テリョン号が転覆したという連絡が海洋警察に入った。

海洋警察はヘリコプターや警備艦艇などを現場に急派して船室などにいた乗船員8人を全員救助した。船長など亡くなった3人は全員意識がない状態で救助されて病院に運ばれた。

海洋警察は事故当時、石油製品運搬船(1618トン級)が漁船の近くを通過したという目撃談に基づいて船舶間で衝突した可能性などを調べている。

海洋警察関係者は「けが人の治療を終え次第、あらゆる可能性を視野に入れて正確な事故経緯を調査する計画」とコメントした。