[9.15 U-20女子W杯準々決勝 日本 1-0スペイン]

 U-20日本代表(ヤングなでしこ)は15日、U-20女子ワールドカップ準々決勝で前回優勝国のスペインと延長戦に及ぶ激闘の末、1-0で勝利した。狩野倫久監督は試合後のフラッシュインタビューで「タフなゲーム」と振り返りながら選手たちの健闘を称えた。

 日本は前回大会の決勝でスペインに1-3で敗れ、優勝をあと一歩のところで逃していた。リベンジマッチとなる中、ボール支配率ではスペインに分があったものの内容としては120分間で21本のシュートを放つなど圧倒。相手の枠内シュートは1本にとどまった。

 狩野監督は「中2日の準備の中で、様々なことを想定した中でこの試合に臨んでそれがなかなか点には繋がらなかったところがありますけど、延長を含めてチーム全員が準備した結果が勝利につながったと思っています」と手応えを示した。

 指揮官は「選手はこの大会、大きな目標として心を動かすようなゲームをしようという意気込みで優勝を目指してチャレンジしています」と述べたが、まさにそれを体現する勝利。あと2勝となった2大会ぶりの優勝へ「まずコンディションを整えて、チーム一つになって次の準備に備えたいと思います」と話し、準決勝のオランダ戦に目を向けた。