ソン・フンミンが自国のスタジアムに不満【写真:ロイター】

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韓国はオマーンに3-1で勝利

 韓国代表は現地時間9月10日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦でオマーン代表と対戦し、3-1で勝利を収めた。

 エースのFWソン・フンミンは1ゴール2アシストと殊勲の活躍を披露したなか、「母国の芝を改善してほしい。アウェーのピッチのほうが快適なのは残念だ」と不満を示し、韓国メディアは「また芝の話を口にしている」と取り上げている。

 5日に行われた初戦ではホームで格下のパレスチナを相手にスコアレスドローに終わる厳しいスタートを強いられたなか、必勝が求められるオマーン戦では、絶対的エースが貫禄を示した。前半10分にFWファン・ヒチャンの先制点をアシストしたソン・フンミンは後半に獲得したPKがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって取り消されるも、後半37分に左足でミドルシュート叩き込み、同アディショナルタイムにはFWチュ・ミンギュの追加点を演出した。

 1ゴール2アシストで全3得点を生み出し、エースの役割を果たしたなか、韓国メディア「Newsis」は「また芝の話を口にしているソン・フンミン」と見出しを打ち、試合後のインタビュー内容に注目している。ソン・フンミンは「グラウンドの状態が良かったので、選手たちが自信を持ってプレーできた」とオマーンのピッチ環境を称えたうえで、「母国の芝を改善してほしい。アウェーのピッチのほうが快適なのは残念だ。その一方で、今日のように幸運にも転がる」と本音を明かした。

 記事では「ソン・フンミンが芝の不満を公にしている」と、韓国サッカー協会へのメッセージとしては発信したとしつつ、「利便性でも満足のいく代替案を見つけることは容易ではない」と、スムーズに解決できる問題ではないと指摘していた。韓国は同グループに中東勢が数多く所属しており、難敵とのアウェーの試合が今後も待ち受けている一方、ホームの試合もピッチ環境に苦しめられるなど、厳しい戦いを余儀なくされている。(FOOTBALL ZONE編集部)