気象予報士が解説「マリアナ諸島で発生する熱帯低気圧は、日本に影響する可能性」

『台風13号候補No.8』と題された本動画では、松浦氏がマリアナ諸島付近に発生する熱帯低気圧の動向について解説しました。「この熱帯低気圧が台風になり、日本付近に影響を与える可能性があるか」といった最新の予測情報を紹介しました。

まず、松浦氏は日本の南、沖縄の東辺りに形成されている低圧部の存在を指摘し、「急発達して台風になる可能性は低いが、暖湿な空気を運んでくるため、沖縄や奄美を中心に大気の状態が不安定になる」と説明しました。また、マリアナ諸島付近でも雲がまとまりつつあり、熱帯低気圧発生の前兆が見られると述べました。

次に、GSM（日本の数値予報モデル）の12日木曜日の予測データをもとに「高気圧の縁を回る形で熱帯低気圧が北西方向に進む」とし、その動きが日本地域にどのような影響を与えるかについて詳細に解説しました。「気圧の谷に取り込まれる形で南西諸島や西～東日本に雨雲がかかる可能性がある」との見解を示しました

さらに、松浦氏は海外のモデルも用いて14日の予測を紹介。「GFS（アメリカの数値予報モデル）やカナダのモデルでは980ヘクトパスカル台まで気圧が低下する予測があるため、台風になる可能性も考えられる」と続けました。しかし「下層と上層の渦のズレがあるため、日本のモデルでは発達しにくいとの予測である」とも述べました。

締めくくりに、「暖湿気の塊としてやってくる可能性は高い」とし、視聴者に対して最新の情報を注視するよう呼びかけ、チャンネル登録や高評価、メンバーシップの特典についても案内しました。