自民党総裁選 村尾信尚が総裁候補として期待する人物とは?
11人の出馬意欲のある議員が乱立している今回の自民党総裁選。8月20日の「くにまる食堂(文化放送)」では、関西学院大学教授の村尾信尚が期待する議員の名前を挙げた。
村尾「私は個人的に上川陽子さんがいいかなと思います」
邦丸「なんでですか?」
村尾「まず1つは、上川陽子さんって知名度はなかったんですが、外務大臣としての活動をチェックしていると、しっかりやられている。手堅く外交手腕もあるし、お人柄も悪くない。私は上川さんがリーダーになるのがいいかなと思います。ただ71歳と高齢なので体力的にどうなのかなというところはありますけれども、そこは要所要所に良い人材を配置すれば問題ないです。日本は諸外国から見ると男女の格差がまだまだですので、上川さんがリーダーとなって世界を飛び回るっていうのは日本のイメージアップに繋がるし、そういう意味では上川さんに私は期待しているんですけどね」
邦丸「自民党の長老の議員たちは、出馬意欲のある議員が11人もいるが、直前になればぐっと絞られてくる。だから、まだまだ先はわからないよと言っています。私はまた派閥の力学みたいなものが出てくるんじゃないかなって思うんですけれども、どうですか?」
村尾「それはあると思います。あると思うんだけれども、一方で今回顕在化してきたのは派閥の力学を越えたジェネレーションの対立。今回、若手議員が小林鷹之さんを推しているように世代間の対立が出てきている。私は凄くいいと思います。こういった複雑な構図が絡み合ってくる今回の自民党総裁選、ひょっとすると自民党も時代の変わり目にきたんじゃないかという気がしています」