鎌田大地が約70分で示した“片鱗” 新天地でのプレーに英地元紙が見解「いかに賢い補強であるか」
新天地デビュー戦は後半25分までプレー
イングランド1部クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地は、現地時間8月18日に行われたプレミアリーグ開幕節ブレントフォード戦(1-2)で新天地デビューを飾った。
得点に絡めず、後半25分で途中交代となったが、英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「彼がいかに賢い補強であるかを示した」とレポート。ポテンシャルの片鱗を示したと高く評価していた。
鎌田は3-4-2-1システムの2シャドーの一角として先発出場。スペースでボールを引き出そうと動き回り、さらに前線からの守備でも奮闘。後半20分にはイエローカードを受ける場面もあったが、ベンチに下がるまで70分間精力的なパフォーマンスを見せた。
レポートでは鎌田について、「(エベレチ・)エゼを上手く引き立てた。彼らの化学反応はグラスナーの3-4-2-1システムでさらに成長を続けるだろう」と2列目で並んでプレーしたイングランド代表MFエゼとのコンビについて言及。さらに、「鎌田がクリスタル・パレスに完全に馴染むのに時間はかかるかもしれないが、デビュー戦で堅実なプレーを見せ、彼がいかに賢い補強であるかの片鱗を示した」と記された。
昨季までチームの攻撃を牽引していたFWミカエル・オリーズは今夏にドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに引き抜かれ、その代役として期待されるのが鎌田だ。ブレントフォード戦では得点には絡めず、チームも1-2で敗れたものの、日本代表MFが見せたプレーは今後に向けて大きな可能性を感じさせるものだったようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)