7月4日の街頭演説の様子(写真・保坂駱駝)

《石丸支持者の皆さん、しつこすぎます。事務所に電話をかけてきたり、関係のない投稿にまで誹謗中傷を送ってきたり。さすがに度が過ぎている方が多すぎる。石丸さんご本人は躍進されましたが、誹謗中傷しているあなた達が偉くなった訳ではありません。何か勘違いしていませんか。自制してください》

 7月21日、社会起業家で、NPO法人「あなたのいばしょ」代表である大空幸星氏(25)がX上で苦言を呈した。事の発端は、7月14日に放送された『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)で石丸伸二氏と生放送で激論を交わしたことだ。

 本番組では、レギュラーコメンテーターの橋下徹氏と、ゲストで呼ばれた石丸氏、大空氏が3名で議論をおこなった。主な内容は、石丸氏を中心に都知事選での切り取り動画戦略、国政への進出について、そして、安芸高田市の山根温子市議が、同市と石丸氏に損害賠償を求め、広島地裁が同市に対して33万円の賠償を命じたことなどだ。

「橋下氏が山根市議への謝罪の意思を聞いたところ、『完全にケースバイケースですね。権力者としてどう振る舞うべきか、それは私なりに考えがあるんです。ただ今回の事例で言えば、政治家同士ですよ。(中略)立場上の優劣はないわけで。これが(相手が)市民だったら、当然司法の結果を受けて行政として謝罪はあるかもしれないですけど、話が違うんじゃないですか』と語りました。

 これに対し、大空氏は『それはよくわかりますよ。でも、絶対謝ったほうが得なわけですよね』と指摘すると、石丸氏は大反論。意見を述べようとする大空氏をさえぎり持論を展開しました。番組終盤には、「(石丸さんの)下では働きたくないな」と冗談交じりに話していました」(政治部記者)

 この放送をきっかけに、大空氏はSNS上で石丸氏の熱烈な支持者から嫌がらせを受けるようになり、冒頭のポストをおこなったわけだ。

「石丸氏といえば、若者から中高年まで、SNSを利用する層に支持が広がっています。そうした支持者のなかには、石丸氏の発言を盲信し、石丸氏に疑義を呈する人を “敵” とみなして攻撃する “信者” と呼ばれるような人たちがいるのは事実です」(同)

 大空氏のポストには、石丸氏支持者からも同情する意見が多く見られる。

《私は石丸さんを応援していますが、そのような対応をすることは絶対にいけないと思います。度が過ぎた人には、しかるべき対処をしてもよいのではないでしょうか?》

《石丸支持者ですが、この大空さんの投稿には同意ですね。私たち、石丸支持者の行動や言動は石丸伸二さんの評価にも関わってくるので、是非とも、同志たちには品位と礼節を弁えた行動をして欲しいです》

《石丸さん好きやけど、これはあかんね 自分らの行為が石丸さんの評判を落としてることに気づくべきやわ》

「歯に衣着せぬ物言いで人気を博した石丸氏ですが、“信者” が他者に対して見当外れな攻撃をしてしまうと、本人の評判が低下することにもつながります。

 こうした攻撃的な人たちに自制を促す “統制力” が今の石丸さんには問われているわけですが、積極的にたしなめるような発言はあまりされていないようです。

 政治家として本当に国や自治体を変えたいのであれば、一部の熱狂的な “信者” だけでなく、幅広い支持が必要になるはず。なにか手を打つ必要があるのではないでしょうか」(同)

 あらゆる人を “敵” と “味方” に分断する政治はやめてほしい。