日本凱旋の三笘薫、「しっかりプレーできる状態」と明言 新監督からの“要求”は「仕掛けること」
三笘が前日会見に出席
イングランド1部ブライトンは7月23日、翌24日に控える「ジャパンツアー2024」の鹿島アントラーズ戦に向けて前日会見と公開練習を行った。
記者会見に出席した日本代表MF三笘薫は現在のコンディションについて「しっかりプレーできる状態にある」と明かし、出場に意欲を示している。
ブライトンは昨季限りでロベルト・デ・ゼルビ監督が退任し、31歳のファビアン・ヒュルツェラー監督が就任。初陣を日本で飾ることになった。三笘は昨季、負傷による長期離脱を余儀なくされ、不本意なシーズンに終わったものの、新シーズンはプレシーズンから全体練習に参加しており、新体制でもチームを牽引する主力として期待が寄せられる。
記者会見に出席した三笘は、「腰に負傷を負って、シーズン中に復帰したかったが、それができなくなった。プレシーズンで復帰できるよう計画してリハビリを進めていた。今もシーズンに向けてやるべきことはたくさんあるが、しっかりプレーできる状態にある」と、試合に出場できるコンディションにあると語った。
新シーズンから指揮を執るヒュルツェラー監督については、「戦術的な監督。デ・ゼルビ前監督も戦術的だったが、より細かいところの意識が洗練されている。特に守備の強度を求める監督なので、明日の試合でもそれを示していきたい」と言及。プレーに対しては「仕掛けること、1対1の局面を作り出すことを求められていると思う」と答えた。
現在取り組んでいることに関しては、「ほとんど言えないことばかりだが、シーズンの結果を見たうえで答えられたらと思う」と、現時点での回答は控えていた。
来日直後でコンディション調整中のブライトンだが、シーズン開幕に向け、鹿島戦は新指揮官へアピールする実戦の場となる。完全復活を目指す三笘はどれほどのパフォーマンスを提示することができるのか、注目が集まる。(城福達也 / Tatsuya Jofuku)