相馬勇紀が町田へ電撃移籍 名古屋復帰も出場わずか1試合…国内でも異例
14日の柏戦では、名古屋復帰後にJリーグ約2年ぶりのゴールを記録
J1のFC町田ゼルビアは7月23日、名古屋グランパスより日本代表MF相馬勇紀を完全移籍で獲得したことを発表した。
27歳のアタッカーが新天地で再スタートを切る。
相馬は三菱養和SCユース、早稲田大学を経て2018年から名古屋に加入。スピードを生かしたドリブル突破とクロスに定評を持つ。2021年の東京五輪、22年のFIFAワールドカップ(W杯)のメンバーにも選出されており、年齢を重ねるにつれて大きく成長を見せている。
23年1月に自身初となる海外移籍。ポルトガル1部カーザ・ピアACへレンタルで加入し、昨季はリーグ戦32試合5ゴール3アシストをマークした。契約満了でカーザ・ピアを退団後、24年7月11日に名古屋へ復帰。14日のJ1リーグ第23節柏レイソル戦で早速スタメンを飾ると、Jリーグで約2年ぶりのゴールをマークしていた。
前節のヴィッセル神戸戦は欠場していたなか、23日にJ1で首位を走る町田への完全移籍が発表された。
町田が発表したコメントは以下のとおり。
「初めまして、名古屋グランパスから来ました相馬勇紀と申します。史上初の初昇格初年度でのJ1リーグ優勝という景色を皆さんとともに見るために結果でチームに貢献したいと思います。新たな歴史を作れることにとてもワクワクしています。熱い応援宜しくお願いします。天空の城 野津田 でお会いできることを楽しみにしています」
名古屋が発表したコメントは以下のとおり。
「グランパスファミリーの皆さん、特別指定選手から約6年間本当にありがとうございました。僕をここまで育ててくれたのは、監督・スタッフ・チームメイト、グランパスファミリーの皆さんだと思っています。名古屋グランパスというチームを代表して、東京オリンピック、カタールW杯に出場できたことは僕の誇りで、皆さんへの感謝はこれからもずっと僕の心にあり忘れることはありません。海外移籍を探るなかで新たな環境でプレーをしたい、新たなチャレンジをしたいという気持ちが強くなっていきました。
挑戦し続けることを選手として一番大切にしているので今回このような決断をしました。次は対戦相手としてスタジアムでお会いできることを本当に楽しみにしています。最後の神戸戦は怪我という形でともに闘えず残念でしたが、柏レイソル戦は自分の想いを結果にすることができ、勝利をともに分かち合えてすごく嬉しかったです。最後になりますが、本当にお世話になりました。感謝しかありません。どこに行っても1人のサッカー選手として応援し続けてもらえるように頑張ります。本当にありがとうございました」(FOOTBALL ZONE編集部)