ウクライナ危機「1日で解決は不能」、ロ国連大使がトランプ氏主張巡り発言

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Michelle Nichols

[国連 1日 ロイター] - ロシアのネベンジャ国連大使は1日、同国がこれから1カ月間国連安全保障理事会の議長国を務めることに伴う会見で「ウクライナの危機は1日で解決できない」と語った。トランプ前米大統領が、再選されれば24時間以内に戦争を終結させられると繰り返し主張していることについての質問に答えた。

共和党候補指名が確実なトランプ氏は、戦争終結に向けた具体的な計画は明らかにしていない。ただ先週のバイデン大統領との討論会でも「次期大統領に当選すれば、来年1月20日の正式就任前に戦争を解決する」と言い切った。

ロシア側は、「トランプ政権」がウクライナの和平に関して何か提案するならば現実の状況を反映すべきだが、プーチン大統領は引き続き交渉の扉を開いているとの姿勢を示している。