パレス加入が正式に決定した鎌田。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 クリスタル・パレスは7月1日、ラツィオを退団した鎌田大地と2026年までの2年契約を結んだと発表した。フランクフルト時代に師事したオリバー・グラスナーと、再び共闘することになる。

 クリスタル・パレスの専門サイト『We ARE PALACE』は早速、このニュースを報道。次のように伝えた。

「27歳のカマダは、2017年にアイントラハト・フランクフルトに移籍して以来、ヨーロッパでの評価が高まっている。このプレーメーカーはブンデスリーガで6年間プレーし、ヨーロッパリーグのトロフィーとDFBポカールの優勝を果たした後、2023年にラツィオに移籍した」

 同メディアは「27歳の彼はキャリアのピークに近づいており、トップレベルで豊富な経験を積んでいる。クリスタル・パレスは、トップリーグでもう一年生き残る以上の成果をあげられることを期待して、このチャンスを狙うだろう」と見解を示し、こう続けている。
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「しかし、カマダの調子を引き出す方法を知っている人がいるとすれば、それは以前フランクフルトでこのMFと仕事をしたグラスナーだ。イーグルスの新スターは、監督が袂を分かつ前に、ヨーロッパリーグで優勝したチームの重要なメンバーだった。新しく加入した選手の場合、チームにどうフィットするかを正確に判断するのは難しいことが多いが、カマダの場合はもっと簡単に理解できるかもしれない」

 記事は「グラスナー監督の下では、このプレーメーカーはこれまで攻撃的MFの役割を担い、特に容易にスペースの隙間にポジションを取っていた。このスペースを見つける能力を持つ27歳は、チームにとって非常に貴重な存在であり、チームメイトが入り込める別のエリアを頻繁に作り出す」と主張。こう綴っている。

「カマダは両足を使うのが得意なので、DFが彼の次の動きを正確に予測するのは難しい。ドリブルが上手く、他の選手にチャンスを作れる能力を持つこのMFは、グラスナー監督の計画において重要な役割を果たす可能性が高い」

 周囲を活かせて、自らもフィニッシャーになれる日本代表MFは、主力としての働きが期待されているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部