ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

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ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地オラクルパークでのジャイアンツ戦に「1番DH」で先発出場。3回の第2打席に今季26号ソロアーチを放った。
大谷はこれで6月は12本塁打と量産態勢に入っているが、現地記者もここ最近の大谷の好調ぶりには賛辞を送っている。

■ベッツが故障のなか1番で機能

大谷はムーキー・ベッツ内野手が故障で離脱したなか、6月中盤以降に見せる好調さを見せつけた。
3回、1死走者なしで迎えた第2打席。大谷は2番手スペンサー・ハワード投手の6球目のスライダーを捉えると、角度35の打球は速度109.7マイル(約176.5キロ)で中堅スタンドへ。412フィート(約125.6メートル)の一打だった。
ここ最近の好調ぶりに現地メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者も賛辞を送る。「ショウヘイ・オオタニは今、驚異的なプレーを見せている」とつづり、大谷の本塁打後の成績を公開。打率.323、出塁率.404 、長打率.649、26本塁打、62打点、OPS1.053 など各スタッツで異次元の数字を残している。
カムラス記者は「彼は6月だけで12本のホームランを打った。ドジャースのスターは、DHとしてナショナルリーグMVPの最有力候補」と断言。ベッツやブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)などライバルが怪我のなか成績を伸ばす大谷が、DHながらMVPに近づいているとした。
大谷はナ・リーグでは初となるオールスター選出も確実な状況。移籍1年目ながら特大のインパクトを放っている。