柔道のグランドスラム・カザフスタン大会で準優勝した男子60キロ級の楊勇緯(左)と劉文等コーチ(劉さん提供)

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(台北中央社)柔道のグランドスラム・カザフスタン大会は10日、アスタナで男女計5階級が行われ、男子60キロ級では東京五輪の銀メダリスト、楊勇緯が準優勝した。

楊はトーナメント初戦(16強戦)でモンゴルの選手、準々決勝でイタリアの選手、準決勝でアゼルバイジャンの選手とそれぞれ対戦。いずれも三角固めで勝利を収めた。

ラマザン・アブドゥラエフ(ロシア)と対戦した決勝で楊は、重心を崩されたところに関節技をかけられて一本となり、準優勝に終わった。

コーチの劉文等さんは中央社の取材に、楊の状態は良かったと評価。今週はカザフスタンで練習合宿に参加するとし、5月19日から24日までアラブ首長国連邦(UAE)で開催される世界選手権アブダビ大会に向けた準備を行い、パリ五輪出場へのポイントを重ねると説明した。

(陳容琛/編集:齊藤啓介)