待望の初勝利を目指すマックスセレナーデ(昨年7月撮影、ユーザー提供:Oneさん)

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 待望の初勝利となるか。6日の名古屋グランプリを圧勝したノットゥルノの半妹となるマックスセレナーデ(牝3、栗東・橋口慎介厩舎)が、土曜京都1Rの3歳未勝利(牝・ダ1800m)に挑む。

 マックスセレナーデは父ドゥラメンテ、母シェイクズセレナーデ、母の父Unbridled's Songの血統。半兄のノットゥルノは22年のジャパンダートダービーの覇者。6日の名古屋グランプリでは8馬身差の逃げ切りで、3つ目の重賞タイトルを獲得している。また、祖母のDesert Stormerは95年のBCスプリントの勝ち馬だ。

 ここまで8戦0勝。芝ダート、距離を試行錯誤しながら使われて、2着が1回、3着が3回。なかなか勝利に手が届かないが、中距離での逃げる競馬が板についてきたのは収穫といえる。特に近2戦は0秒4差の4着、0秒2差の3着と、いずれも惜敗。メンバーや展開一つでチャンスはあるだろう。

 中2週の今回、前走に続いて兄の主戦を務める武豊騎手とのタッグとなる。もう惜敗は御免。兄を彷彿とさせる逃げで、今度こそ勝利をつかみ取ってみせる。