【ユニコーンS展望】大幅な条件変更だが、勢いのある先行馬を狙いたい
今年から南関東の三冠路線が変わってJpnの格付けになったので、それに伴いユニコーンSの時期も施行条件も大幅に変わることになった。これまでのデータは全くの参考外なので、京都ダート1900mのデータや、似たような条件の鳳雛Sを参考に考察していきたい。
※京都ダ1900mのデータは2014年1月5日-2024年4月21日を対象としています。
1.逃げ馬を中心とした先行馬が圧倒的に優勢
4角3番手以内で勝ち馬の7割近くを占めているように、4角では前にいたいところ。特に4角先頭の馬は勝率30.2%、複勝率も53.1%にのぼり、よほど展開がきつくならない限りは先行馬や早目に動いていける馬主体で組み立てたい。
2.ある程度の馬格は欲しい
馬体重の軽い馬が絶対にダメというわけではないが、480kg以上の複勝率25.1%に対して、479kg以下の馬は複勝率18.3%。極端ではないものの、480kg以上の馬格がある馬を中心に買った方が良さそうだ。
3.勢いのある馬を狙いたい
似たような時期に似たような条件で行われる鳳雛Sを参考にすると、前走でオープンを戦ってきた馬よりも、1勝クラスを勝ち上がってきた馬に妙味がありそう。強い相手と戦ってきた馬よりは、勢いのある馬の方を狙いたい。
ムルソーは新馬戦で芝の2000mに使われ10着に敗れたが、続くダートの未勝利戦で大差の圧勝。更に前走の1勝クラスでも後続に8馬身差をつけて連勝した。先行力が魅力で、ダートでは底知れぬ強さを見せている。ここも連勝まで十分。