【ファンキー通信】“休みベタ”は日本人の国民性・・・!?

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 せっかく取れたお休みも、何かをしたり、どこかへでかけていないと、なんだか無駄に過ごしてしまったような気持ちになってしまうことってありませんか? 実はこの状態、日本人がとても陥りやすい状態なのだそう。このような考えから休日や長期の休暇中でも次から次と予定を立て、休むのではなく逆に疲れてしまうというのもよくある話です。でも、日本人はどうしてこんなに“休みベタ”なんでしょう?

 世界各国の中でも余暇の過ごし方が下手と言われている日本人。ヨーロッパなどでは、何ヶ月にも及ぶバカンスをリゾート地でのんびり過ごしたり、日常的なお昼休みもしっかりと取りランチを楽しむ。このように休みを休みとして謳歌しているのがわかります。では、なぜ私たち日本人は上手に休むことができなんでしょうか?

 「この問題は、もう何十年も前から取り上げられ、政府機関や多くの民間の団体が調査、対策をとってきました。しかし、そのような状態は現在でも改善されていません。その原因についても一言では片付けられません・・・」(財団法人余暇文化振興会 担当者)

 さらに最近では、この“休みベタ”が新たな問題を生み出そうとしている。それは、「休みベタ2007年問題」。多くの団塊世代の人たちが退職を迎え、長い長い余暇を手に入れる。それは、一人あたり10万時間とも言われ、その時間を多くの人がどのように使っていくのかが注目されている。

 そんな中、最近増えているのが、休みに休むことはせず、もっと有意義に過ごすことを目指す人たちだ。特に人気なのが、資格の取得で、仕事のスキルアップから完全な趣味まで幅広く人気があるという。

 無理に休もうと思っても何もしない事にストレスを感じてしまうのは、日本人の悲しい性。いっそのこと休むことを諦めて、その時間で自分を磨きの時間として有意義に過ごすことに専念してみるのも悪くない! それが“休みベタ”な日本人向きの余暇に過ごし方なのかもしれませんね。(石橋夏江/verb)