ニッキー・ヘイリー氏(2010年撮影)

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2024年11月の米大統領選に向けた候補者指名争いで、共和党でドナルド・トランプ前大統領(77)と争っていたニッキー・ヘイリー元国連大使(52)が3月6日、撤退を表明したと米メディアが報じた。これによりトランプ氏の指名獲得が確定となり、本選挙でバイデン大統領(81)と再び対決する可能性が高まった。

「ヘイリー氏支持者全員にアメリカ史上最も偉大な運動に参加するよう頼みたい」

16州・地域で予備選が集中する「スーパーチューズデー」の開票が5日(米東部時間、日本時間6日午前)に行われ、15州で投票された共和党の予備選はトランプ前大統領とヘイリー元国連大使による一騎打ちの構図で、トランプ氏が14州を制し、ヘイリー氏はバーモント州での勝利にとどまった。

ヘイリー氏は6日の演説で撤退を表明し、トランプ氏に祝意を述べたが、同氏への支持は明言しなかった。

一方のトランプ氏は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「ヘイリー氏支持者全員に米史上最も偉大な運動に参加するよう頼みたい。バイデン氏は敵であり、私たちの国を破壊している。アメリカを再び偉大にしよう」と呼びかけた。

一方、15の州・地域で争われた民主党の予備選では、現職のジョー・バイデン大統領に有力な対抗馬がおらず、各地で勝利を重ねた。

大統領選の本選は11月5日に予定されている。