長谷川博己、「龍が如く」最新作で“マッチョ”になる「最高です」
俳優の長谷川博己が17日、大さん橋ホール(神奈川県横浜市)で行われた人気ゲームシリーズ最新作「龍が如く8」のレッドカーペットセレモニー&完成披露会に出席し、シリーズ初参加への思いを語り明かした。この日は中谷一博、黒田崇矢、安田顕、成田凌、横山昌義(「龍が如くスタジオ」代表/制作総指揮)も来場した。
「龍が如く」シリーズは、巨大歓楽街に生きる熱き男たちの生きざまを描いたドラマチックRPG。シリーズ初の海外ステージ・ハワイも登場する「龍が如く8」では、春日一番(中谷)の母親探しの旅を軸に、“ある目的”をもってハワイにやってきた桐生一馬(黒田)の生きざまが交錯する。
レッドカーペットが敷き詰められた会場に安田、成田、長谷川が順番に登場すると、集まった500人以上のファンから大歓声が起こる。サインや写真撮影などに応じた後、トークイベントに出席した安田は「これだけ喜んでいただけるんでしたら、こんな黒いスーツでなく、(自身が演じた)難波の格好で来たかった」とご機嫌な様子を見せる。
安田演じる難波悠は、「龍が如く」シリーズにおける人気キャラクターとなった。難波の人気ぶりについて「届いたというか、今日のレッドカーペットを歩かせていただいたときの反応が答えだなと思いました」と語る安田は、「たぶん皆さんは“安田”を求めてない、“難波”なんですよ。例えば、ダニエル・ラドクリフという名前は知らなくても、ハリー・ポッターという名前は知ってるじゃないですか。そんな感じで『難波!』と呼ばれて。キャラクターとしても、私の場合、そんな強面の役ではないので、本人が難波のコスプレをして出てきたら、本当に喜んでくれるだろうなと思った」としみじみ。
改めて「キャラがひとり歩きすることもないですし、レッドカーペットを歩くということも、自分の中の夢だったりするので。作品があって歩くものなんですけど、最悪、還暦を迎えた時に自分で2メートルくらいのカーペットを敷いて、自分で歩こうと思っていたんで。早めに夢が叶って良かったです」と笑顔を見せた安田。もし次回レッドカーペットを歩く機会があったとしたら、という問いかけに対して「今度は難波の格好でやらせていただきたいですね。出会いとご縁に本当に感謝です」と返していた。
横浜星龍会の若頭・海老名正孝を演じた長谷川は、本作での起用に「うれしかったですね」と笑顔を見せると、「こんなにカッコ良く作っていただいて、あんなにマッチョにしてくれて。筋トレして、筋肉をつけたらこういう風になるんだなと思って、良かったです。最高です」と笑顔。アテレコは初挑戦だったとのことで、「普段、演技をするような感じだとちょっと足りないんですよね。だからわりと大きめにやってちょうどいいくらい。(現場で)1回声を載せたものを見せてもらったんですが、これじゃ弱いなと思って。調整が難しくて、どこまで出したらいいのかと思いました」と述懐。
春日と出会う青年・三田村英二を演じた成田は、本作のオファーに「『龍が如く』は2005年に兄がやってるのを横で見ていて、そこから自分でもやるようになったんです。オファーが来た時は感動しました。ただ『龍が如く』は屈強な男たちが出てくるイメージだったので、なぜ(自分に?)という感じだったのですが、キャラクターのイメージ資料をいただき、なるほどなと思いました。今、言えることはひとつもないですが、食い気味に『よろしくお願いします!』と言いました」と振り返った。
自身をモチーフとしたキャラクターをプレイすることについて、安田は「自分を動かすのって楽しいですよ。ただ前作『7』を買わせていただいたのですが、普段ゲームをやらないから、(操作がうまくいかず)春日がグルグル回るだけで、前に進まない……。ここだけの話、僕は『7』で難波に会えてないんです。自分に会えてないんですよ」と告白。長谷川も「自分も最近はゲームをやってなかったんですけど、今回こういう話をいただいたので『7』を買いました。すごく楽しいんですけど、僕もまだ難波に会えてないんです」と告白し、会場を沸かせた。(取材・文:壬生智裕)
「龍が如く8」は1月26日(金)発売(対応機種:PlayStation(R)5、PlayStation(R)4、Xbox Series X|S、Xbox One、Windows、PC(Steam))