KRY山口放送

写真拡大

 来年度の予算編成を前に、村岡知事は9日上京し、政府要望します。

 脱炭素化に向けて取り組むコンビナート企業への支援強化や、美祢線と山陰線の早期復旧をJRに働きかけることなどを要望する予定です。

 県が政府要望するのは71項目、超重点と位置づけたのは35項目です。

 このうち、知事が最も重要としたのは脱炭素化に向けて取り組むコンビナート企業への支援の強化です。

 アンモニアや水素といった次世代エネルギーを安定して供給できる拠点の整備に向けた支援などを要望します。

 脱炭素化に向けて県が今年度、独自に設けた基金とあわせ、さらなる取り組みに繋げたい考えです。

(村岡知事)
「なんといっても山口県の産業を支える屋台骨は瀬戸内のコンビナート企業。2050年のカーボンニュートラルを乗り越えて引き続き成長力を維持できるのかは山口県の活力に大きく影響していくのでこれは大事な点だと思う」

 このほか、人口減少に歯止めをかけるため、地方移住を希望する若者への支援や、若者、女性の雇用に取り組む企業への支援。

 運休が続いているJR美祢線と山陰線の早期復旧をJR西日本に働きかけることなども要望する予定です。