ゴツくてパワフルなオフロード四輪車「MULE SX 4x4」は公道NGだけど気になる存在!
カワサキから、ミリタリーテイストな無骨なデザインと、軽トラをさらにキュッと小さくしたようなコンパクトなボディで、見ているだけでもワクワクするオフロード四輪車「MULE(ミュール) SX 4x4」(148万5000円)が登場。
公道での走行はできず、走るのは私有地などに限られますが、小回りの利くサイズ感とパワフルな走り、そして高い積載能力によって、農業や林業をはじめとするワークユースでの活躍に期待ができます。
「MULE」とは“Multi-Use Light Equipment”の略で、多目的で使えるコンパクトな車両と高い走破性が持ち味。
1988年に登場した「MULE1000」をルーツに持つ歴史のある車種で、農業、林業、畜産業、狩猟など、多くのプロの現場で活躍。
モリタが2018年に発表した小型オフロード消防車「Red Ladybug(レッド・レディバグ)」も、「MULE」がベース車両となっています。
今回発表された「MULE SX 4x4」は、2人乗り仕様となっていて、車体の後方には広い荷台を搭載。
車体サイズは全長2710×全幅1335×全高1800mmとコンパクトながら、最大500kg(トレーラー重量を含む)のパワフルな牽引力を実現しています。
オフロードをものともしない力強い走りの秘密は、“401cm³空冷4ストロークOHV単気筒フューエルインジェクションエンジン”のパワーと、CVT(無段変速機)によるスムーズなパワーデリバリーによるもの。
路面や走行状況によって2WDと4WDの切り替えも可能となっていて、車体のポテンシャルを最大限に引き出します。
荷台の大きさは1040×905×245mmとなっていて最大積載量は181kg。荷台は3方向が開くので荷物を積み込みやすく、さらに手動で後方にダンプ(傾ける)可能。砂利や土などを運搬した場合でも、簡単に降ろすことができます。
ラダータイプの鋼管フレームやフロントグリルなどの車体の頑丈な作りや、乗用車風の扱いやすいダッシュボードデザインなども、この車両の魅力。16Lの燃料タンクで十分に走ることができる燃費のよさもうれしいポイントです。
公道を走ることができないため用途は限られますが、デザインといい、走りといい、男心をグッと掴むオフロード四輪車。
レジャーシーンやワークユースでその魅力をいかんなく発揮してくれるはずです。カラーはティンバーライングリーンの1色のみで、10月25日より、ATV取扱店にて販売予定です。
<文/&GP>
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