“ジャニーズのCM王”と呼ばれるほど、岡田准一を広告に起用する企業は多かった

　10月2日、元「V6」メンバーの岡田准一が11月30日をもって、ジャニーズ事務所を退所することが発表された。

　ジャニーズ事務所は9月7日の会見で、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を認め、謝罪した。

　しかし、それまでの対応や被害者補償業務の具体的な方針が見えてこないことが問題視され、ジャニーズ事務所の所属タレントを広告起用していた企業などで、CM放映の自粛などが拡大。

　現在はNHKを始めとしたテレビ各局の起用方針にも、影響は広がっている。

「所属タレントのなかでも、岡田さんは大きな“被害”を受けた一人と言っていいでしょう。
　会見前まで『東急リバブル』、『アサヒビール』、『日本マクドナルド』、『ライオン』、『セントラル警備保障』など多くの企業の広告に起用されていました。各企業は“新規契約はしない”という声明でしたが、批判が高まったことですべての広告が撤去されている状態になっています」（芸能記者）

　そんな状況にあるが、あるWEBライターは「岡田さんの“幻のポスター”がいま拡散されているんです」と言う。彼が続ける。

「きっかけは、X（旧Twitter）の一般アカウントが画像付きで投稿した内容です。そこに写っているのは、岡田さんが『プリプリエビプリオ』というマクドナルドの商品を手に持ち、王様の格好をしたポスターです。
“エビプリ王”というダジャレとかけているのでしょう。そのポスターは、どこかのマクドナルドの店頭に貼られているようでした。
　当該の投稿は1000以上の『いいね』がついている状態です」

　ポスターで扱われている「プリプリエビプリオ」は、日本マクドナルドが9月20日から期間限定で発売した商品だ。

　岡田は2022年から日本マクドナルドの広告に起用されており、同年10月に発売した新商品「マックTHEチキン」の宣伝でも、カウボーイに扮して、拳銃さながらにチキンを持つ岡田の写真を使ったポスターなどが制作され、話題になった。

　ただ、今回の「プリプリエビプリオ」のポスターは、ほとんどの人が目にしていないうえに、岡田が出演したCMも流れていない。

「商品販売の時期から考えると、『プリプリエビプリオ』のポスターを制作したのは9月7日の会見前であったのは確実だと思います。
　そして、それが各店舗に掲示されなかったということは、会見を受けて、日本マクドナルドがお蔵入りを決めたということではないでしょうか。

　岡田さんが、このことを退所の原因の一つとしていたとしてもおかしくありません。実直な彼なら、制作者や企業に大きな“実害”を出してしまったことを悔やみ、自分から“脱ジャニーズ”を示さないといけないと思ったのかもしれません。

　実際、ジャニーズ事務所は、新設するエージェント会社が個別にタレントと契約するという新たなマネジメント方針を示していましたが、それで事務所経営を改革できるかどうかについて、疑問の声も多くあがっています」（前出・芸能記者）

　投稿を観た、ほかのXのユーザーたちからはこんな声が聞かれている。

《まじか…絶対可愛いCMやん…悲しい…》

《エビプリオの岡田くんポスターあったってマジ…………………………………………？？？？消えたCMのひとつ……？？？？》

《ポスターも出来てたのに、 解禁前に会社のあれでお蔵入りしたの、、 めっちゃ似合ってるし面白そうなのに 無かったことになったの。。 きっとこれだけじゃないだろうし 准くん悔しいだろうなぁ》

　芸能界で数多の噂を聞く「お蔵入り」だが、このような形で実際に起きているとは――。