30日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。前日の欧州市場でドイツ債利回りが低下したことを手掛かりに、朝方には148円65銭まで上伸する場面があった。

 ただ、29日の米債券市場はメモリアルデーの祝日で休場だったことから様子見ムードが広がりやすく、朝方の買いが一巡したあとは伸び悩み。時間外取引での米長期金利の低下が支えとなっているものの、今週はきょうの2年債入札、6月1日に10年債入札が予定されていることから上値は重かった。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比9銭高の148円53銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.430%で推移している。

出所:MINKABU PRESS