東京株式(大引け)=115円高と続伸、半導体株人気で一時バブル後高値に上昇

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 26日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。半導体関連株を中心に上昇し一時、バブル崩壊後高値に買われる場面があった。

 大引けの日経平均株価は前日比115円18銭高の3万916円31銭。プライム市場の売買高概算は12億1944万株。売買代金概算は3兆4058億円となった。値上がり銘柄数は419と全体の約23%、値下がり銘柄数は1371、変わらずは45銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウが5日続落したが、ナスダック指数は上昇した。好決算を発表したエヌビディア<NVDA>が一時29%高と急騰し半導体関連株などが買われた。この流れを引き継ぎ、東京市場も値を上げてスタート。半導体関連株が軒並み高となるなどハイテク株を中心に買いを集めた。為替はニューヨーク市場で一時1ドル140円台と昨年11月以来、約半年ぶりの円安に振れたことも追い風となった。日経平均株価は前場には一時3万1101円と、22日につけたバブル崩壊後の高値(3万1086円)を上回る水準まで上昇した。ただ、後場にかけ上昇幅は縮小した。

 個別銘柄では、東京エレクトロン<8035.T>やレーザーテック<6920.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>、SUMCO<3436.T>といった半導体関連株が高く、アドバンテスト<6857.T>やSCREENホールディングス<7735.T>は連日の上場来高値に買われた。ソフトバンクグループ<9984.T>やソニーグループ<6758.T>、HOYA<7741.T>が高い。任天堂<7974.T>やオリエンタルランド<4661.T>もしっかり。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が安く、ファーストリテイリング<9983.T>や日本製鉄<5401.T>、ダイキン工業<6367.T>、日本郵船<9101.T>が軟調。ニデック<6594.T>や楽天グループ<4755.T>が値を下げた。

出所:MINKABU PRESS