命の危機を感じていたという減量前の2021年3月。当時の体重は254キロを超えており、7年間交際していた人から振られ、人生のどん底を経験したコールさん(画像は『coletrane77 2023年1月27日付TikTok「330+ lbs down since March 2021.」』のスクリーンショット)

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体重が254キロを超えていた男性が一大決心し、2年間で約152キロの減量に成功した。男性は胃を小さくするなどの外科的減量手術は一切受けておらず、このほどTwitterで上半身裸の写真を公開したところ、たるんだ皮膚に関心が集まった。英ニュースメディア『The Sun』などが伝えている。

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米サウスカロライナ州コロンビアに住むコール・プロハスカさん(Cole Prochaska)は2021年3月、人生のどん底を経験し、減量を決意した。当時の体重は254キロ超(560ポンド)で、最も重い時の体重は約272キロ(600ポンド)近くに達していたそうだ。

コールさんは当時、医師から「糖尿病になるのも時間の問題。このままでは若死にですね」と告げられたうえ、7年間交際していた恋人に振られてしまったそうで「自分の真の潜在能力も知らずに死ぬのは嫌だ。それに自分の人生を取り戻したい」と重い腰を上げたという。

こうして始まったコールさんの減量法はかなりストイックで、胃を切除するなどの外科的減量手術は一切受けなかった。そしてジムに通い、一日に1万歩歩き、規則正しい食事や生活を取り入れ、どんなに苦しくても「絶対に痩せる」と歯を食いしばり、決して後ろを振り返ることはなかった。

その結果、コールさんは2年間で152キロ超(336ポンド)の減量に成功。現在の体重は101〜102キロ(224〜226ポンド)ほどで今月24日、Twitterにビフォーアフターの写真を投稿しこのように述べた。

「シャツを着用しない写真をシェアするのは勇気がいること。でも僕はここまで来たよ。152キロ以上の減量に成功だ! ほとんどの人は僕のことを信じてくれなかったけど、僕は自分のことを信じていた。兄弟たちよ。インスパイアしてくれてありがとう!」

投稿されたアフターのコールさんの写真を見ると、首から腕にかけてしっかりと筋肉がついており、ジムの成果が現れている。しかし問題は胸から腹にかけてのラインで、余分な皮膚が異様に垂れており、ヨボヨボのおばあちゃんのような胸、もう一つの胸がぶら下がっているような張りのない腹部に目がいってしまう。

コールさんは「次の僕の目標は、手術で余分な皮膚を切除すること」と明かしており、保険でカバーできない場合はクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で寄付を募ることも考えているという。

そんなコールさんには、次のようなコメントが寄せられている。

「まず、ここまで太ってしまったことが問題。」
「痩せるのはいいけど、この皮膚は見たくない。」
「皮膚が溶けてしまったよう。」
「洞窟の天井から垂れ下がる鍾乳石のよう。」
「肌色の樹皮だね。」
「食べなきゃ太らないのに。なぜクラウドファンディング?」
「150キロって大人2人分だよね!」
「いや、これはすごいよ。インスパイアされる。」
「私も減量中。あなたのようになりたい。」
「ここまで痩せるのは本当に苦しかったと思う。」
「嫌なことを言う奴は、ここまで体重を落とすのがいかに大変か分からないだけ。気にしないことだよ。」
「手術代、私も協力するよ!」
「余分な皮膚を切除した後が楽しみだわ。」

そしてコールさんは、次のような前向きなメッセージを残している。

「もし僕を見てインスパイアされた人がいたなら、待っていても誰も助けてくれない。だから自分を信じて行動を起こすことだ! それに僕の挑戦はまだ終わっていない。これからも減量は続けるよ!」

ちなみに今年2月には、最も重い時で体重が383キロあったというアメリカの男性が、270キロの減量に成功して話題になった。男性は毎日ゲーム三昧で、トイレでお尻も拭けなかったという。

画像は『coletrane77 2023年1月27日付TikTok「330+ lbs down since March 2021.」』『Cole Prochaska Weight loss & Health 2023年4月24日付Twitter「It’s very hard to share a shirtless picture」』『The Sun 2023年4月25日付「WEIGH TO GO! Man’s staggering 300lb weight-loss photos go viral - and everyone’s saying the same thing」(Credit: Twitter/@3to1fitness)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)