12日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は反落した。米国での長期債相場の下落(金利は上昇)が重荷となった。

 この日、日銀が公表した3月の企業物価指数は前年同月比で7.2%の上昇となった。前年比の伸び率は2月と比べ鈍化した。もっとも3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に投資家の様子見姿勢は強く、円債相場への影響は限定的となった。

 先物6月限は前営業日比16銭安の147円65銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回りは同0.010%高い0.460%に上昇した。


出所:MINKABU PRESS