HoneyWorks がサウンドプロデュース、元 HKT48 村重杏奈がスペシャルサポーターを務める大注目の10人組アイドルグループ・高嶺のなでしこが、2023年2月14日に神奈川・KT Zepp Yokohamaにて、初の主催対バンイベント『たかねこフェス〜バレンタインパーティー2023〜』を開催した。



2022年5月より開催された「JDOL AUDITION supported by TIF」のオーディションに合格したメンバー7名に、元ラストアイドルメンバーの松本ももな・籾山ひめり・橋本桃呼の3名を迎え、10人組として結成された通称“たかねこ”。イベントの総合 MCには村重杏奈、スペシャルゲストとして「HKT48 6期生」・「バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI」の2グループが出演し、バレンタインデーを華やかに彩った。



“たかねこフェス”のタイトル通り、フェス形式で開催された今回のイベントのトップバッターを飾ったのは、“ポストアイドル”を掲げ唯一無二の進化を続ける6人組アイドルグループ「バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI」(以下、バンもん!)。『極仲良的旅-SE-』に合わせて「たかねこフェス、一緒に楽しく声出していこうー!」とファンの期待に呼応するようにステージに登場したバンもん!は、1stシングルであり、極上のバレンタインソング『ショコラ・ラブ』からライブをスタートし、会場を甘い雰囲気で包み込んだ。


2曲目は昨年10月にリリースされた、恋汐りんごがセンターを務める『こちら、最前線..?♡』をパフォーマンス。「たかねこフェスハッピーバレンタインー!」と会場を明るく盛り上げ始まったMCトークでは、客席内の撮影可能エリアの話題に。バンもん!にとって初めての撮影可能エリアに「可愛く撮れたら載せてください」と会場を笑いに誘った。次に披露したのはTikTokを中心に話題沸騰中の『マウンティングガール』。ハートを作る可愛い振り付けを真似するファンのペンライトの光が会場を彩った。


バンもん!のステージも後半に差し掛かり、続いて2023年1月にリリースをしたフルアルバム『完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を 2』より『きっと、最後の』を披露。甘酸っぱく切ない歌詞とあわせて、バンもん!の表現力の幅を見ることができた。


最後に、『完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を 2』に収録され、現在行われている全国ツアー「バンもん!あちちちっ♡PIZZA ツアー▽〜日本全国 47 都道府県へ愛をおとどけ✩〜」のテーマソングにもなっている『おとどけ♡ラブピッツァリア!』をパフォーマンス。永遠に愛されるPIZZAをモチーフに、ポジティブなアツい気持ちを表現した歌詞に込めたメンバーの思いがパフォーマンスからも伝わるステージに、ファンも大いに盛り上がった。アルバムリリースや47都道府県ツアーなど精力的に活動するバンもん!の今後の活躍に目が離せない。


バンもん!のステージが終了し、MCの村重杏奈、高嶺のなでしこメンバーも交えてMCを展開。2組のメンバーでTikTokを撮影し交流を深めた。撮影した映像はそれぞれの公式TikTokアカウントにてアップ予定。



続いて、村重杏奈の呼び込みで登場したのは、2023年2月8日にユニバーサルミュージックから16枚目のシングル『君はもっとできる』をリリースしたHKT48より、昨年5月7日にお披露目をされた「HKT48 6期生」。「HKT48 6期生」としての対外イベントの出演は今回が初となり、出演発表時には話題を呼んだ。



おなじみのovertureから、「(みんなにあげたい?)メロンジュース!」の掛け声と共にHKT48の大人気楽曲『メロンジュース』を元気いっぱいパフォーマンス。続けてデビューシングル『スキ!スキ!スキップ!』、4枚目シングル『控えめ I love you !』を披露し、会場を盛り上げた。


「HKT48 6期生が福岡から横浜までやってきましたー!」と挨拶すると大きな拍手が起こり、続けて披露したのは、HKT48が誇る名曲『大人列車』。そのまま10枚目シングル『キスは待つしかないのでしょうか?』、7枚目シングル『74億分の1の君へ』をパフォーマンスし、会場は一体感のあるペンライトの光で包まれた。


MCでは、バレンタインのエピソードで盛り上がり、「バレンタインデー当日にピッタリな曲を用意しました」という曲紹介から披露されたのは、恋心を唄った HKT48 のバレンタインソング『お願いヴァレンティヌ』。会場を甘酸っぱい世界観で包み込み、続けて、ファンからの支持もあつい『君のことが好きやけん』をフレッシュな笑顔いっぱいでパフォーマンスし、熱気が高まる会場。


「楽しいことはあっという間で、ラストの曲になりました」と話すと会場からは「え〜」という声が上がり、「バレンタインラスト一緒に盛り上がっていくぞー!」という掛け声と共に、5枚目シングルの『12秒』を披露。HKT48が誇る歴代楽曲を惜しみなく届け、30分とは思えない濃密な時間を演出してみせた。



最後に登場したのは、今回の対バンイベントの主催である「高嶺のなでしこ」。『OVERTURE~We are TAKANENONADESHIKO~』に合わせて客席の手拍子が揃い、期待感に包まれる会場。



1曲目に披露をしたのは、昨年10月31日以来のパフォーマンスとなる『美しく生きろ』。「バブリーダンス」の生みの親であるダンスカンパニー「アカネキカク」を主宰する振付師のakaneによるダンサブルな振り付けと、HoneyWorks楽曲の格好よさがマッチしたパフォーマンスは、高嶺のなでしこの代表曲となっていくと宣言もあった通り、会場のファンを巻き込み、熱いステージの幕開けにふさわしいものだった。


続いて、HoneyWorksが手がける女性アイドル monaの『誇り高きアイドル』、昨年リリースした1stシングル表題曲『アンチファン』、CHiCO with HoneyWorks の『乙女どもよ。』をパフォーマンス。彼女たちのレベルアップした表現力と息の揃ったパフォーマンスで会場を魅了した。


自己紹介では名前のコールが起こり、「初披露の楽曲からラストまで駆け抜けちゃいます!ついてきてください!」とさらに会場を盛り上げ、早速、今回初披露となる2023年3月15日発売のHoneyWorks 6th アルバム『ねぇ、好きって痛いよ。〜告白実行委員会キャラクターソング集〜』に収録されている『男の子の目的は何?』の高嶺のなでしこカバーver.をパフォーマンス。可愛らしい楽曲と、ユニゾンダンスの融合で、高嶺のなでしこの新しい一面を見事表現してみせた。


オリジナル楽曲の『ユメムスビ』、『女の子は強い』のパフォーマンスの後に披露したのは、『可愛くてごめん』。この楽曲はBillboard JAPAN TikTok Weekly Top 20で6週連続1位を獲得し、関連動画の総再生回数は1億回以上、アイドルとして唯一公式カバーをしている、高嶺のなでしこ ver.ミュージックビデオも470万回再生を突破するなど大きな話題を呼んでいる。キャッチーな楽曲とマッチした可愛い振り付けを真似るファンの姿も多くあり、人気ぶりを伺うことができた。


最後に披露したのはmonaの王道アイドルソング『ファンサ』。サビの腕を掲げる振り付けで会場全体が一つになり、会場のボルテージは最高潮のまま高嶺のなでしこのステージが終了した。かわいいからかっこいいまで、様々な表情を見せた高嶺のなでしこ。初お披露目からまだ半年しか経っていないとは思えない表現力を武器に、今後の活躍も期待したい。


全組ライブステージを終え、高嶺のなでしこメンバーとHKT48 6期生メンバーがステージでTikTokを撮影するなど交流。MCの村重杏奈はHKT48 6期生と交流するのが今回初めてということで、トークにも花が咲いた。ステージにはバンもん!も登場し、イベントはグランドフィナーレへ。


最後に、高嶺のなでしこのメンバーとファンに向けてサプライズ発表が行われた。2023年4月より全国対バンツアー『高嶺のなでしこ 全国お招きツアー2023〜First trip〜』を開催することがスクリーンに流れ、メンバーは手を取り喜び合い、ファンからの「おめでとう!」という声に涙を流す者もいた。高嶺のなでしこの活動に2023年も大注目してほしい。


©林晋介