「核兵器のない世界」へ、岸田総理大臣が立ち上げた国際賢人会議が始まり、アメリカのオバマ元大統領のビデオメッセージが上映されました。

会議は広島市内で１０日と１１日に開かれ、日本を含む１２カ国の有識者らが核保有国と非保有国の立場を超えて議論します。

開会セッションでは２０１６年に被爆地広島を訪問したアメリカのオバマ元大統領がビデオメッセージを寄せました。

アメリカ オバマ元大統領「私たちは次の世代に対し核兵器のない世界をめざす責任があります。国際的なリーダーが集まるこのグループはまさに私たちが必要な協力の形を表しています。」

国連のグテーレス事務総長もビデオメッセージを寄せ、核なき世界へ歩みを進める必要を訴えました。

国連 グテーレス事務総長「分断を超え、レトリックを抑え、核兵器のない世界へと歩みを進めるために皆さんの経験が必要です。」

１１日は岸田総理大臣が閉会セッションであいさつするほか、来年５月に開かれるＧ７広島サミットの会場候補地を視察する予定です。