V6・三宅健との食事会を終えた滝沢秀明

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 滝沢秀明のジャニーズ事務所退社に引き続き、今、人気絶頂のグループ『King & Prince』から平野紫耀、岸優太、神宮司勇太の3人が2023年5月22日をもってグループを脱退し、平野と神宮寺は同時に事務所を退所、岸も同年秋には退所すると発表された。業界が騒然としたのは言うまでもない。

【写真】平野紫耀、脱退発表前にファンに向けて綴っていた“縦読みSOS”のブログ文、その内容が悲しすぎる

 発表から1週間が経とうとしているが、まだ世間の興奮が冷める様子はなく、各メディアはタッキー退所やキンプリ脱退・退所の“本当”の理由を探り続けている。様々な“理由”が取り沙汰されているが、キーワードのひとつが“全米進出”だそうだ。

ジャニーズは海外進出にこだわらない

 アメリカでショービジネスを成功させるのは亡くなったジャニー喜多川氏の夢。それを引き継いだのがタッキー。手掛けたグループ『Travis Japan』が先日、メジャーデビューを果たしたばかり。キンプリも脱退を表明したメンバーは全米進出を目標としていたことを語っている。

 世界中から注目を浴びている男性グループといえばやはり『BTS』だが、キンプリと彼らとでは事情が異なる。韓国は市場が小さく、どうしても国外に活路を見いだす必要がある。しかし、ジャニーズはバラエティーやドラマなどのテレビ、映画、舞台などあらゆるジャンルのメディアに多大な影響力を誇っている。

「なので、藤島ジュリー景子社長はそこまで海外進出にこだわっているわけではないといいます。忙殺されるほどの仕事量をこなしながら完璧な英語を身につけさせるのも大変。そこまでしなくても国内市場で十分すぎるほどやれていると。しかし、ジャニーさんの遺志を継いだ平野さんたちは海外進出にこだわった。そこも分断を生むきっかけになったそうです」(老舗芸能プロ幹部)

滝沢に“後ろ盾”がついている噂も

 チャレンジは大切だが、利益を追求せねばならない経営サイドに取って無駄な努力はしたくないいところだろう。

 そして、世間が注目しているのは、タッキーとキンプリ脱退・退所組の去就とジャニーズ事務所の今後だろう。

 タッキーはTwitterを開設したようだ。“ようだ”、というのは実はまだそのツイッターのアカウントがタッキー本人のものなのかどうか確認されていないからなのだが、赤西仁や山下智久、錦戸亮ら元ジャニーズが次々と反応したことから、タッキー本人のものとみて間違いないだろう。アイコンが火山の写真で、プロフ欄には『冒険家』と書かれている。タッキーが火山に造形が深いのはファンなら誰もが知っていることだが、今後は芸能界を離れて『火山探検家』にでもなるつもりなのだろうか。

それにしても驚きなのはツイッター開設直後にフォロワー数が100万人を突破、9日現在で210万人を超えている。裏方に回ったといってもタッキー人気は凄まじいことがわかる。そんなタッキーを芸能界が放っておくはずがない。

「芸能関係者の間では“すでに彼には大きな後ろ盾が付いている”という噂が流れています。それについては真偽は不明ですが、いくつかの大手事務所が彼の獲得を狙っているのは事実です。大々的に“滝沢プロデューサー”として男性アイドルをプロデュースして欲しがっている」(別の芸能プロ幹部)

 その背景には、今、男性アイドルグループに関してはジャニーズの“ひとり勝ち”状態が続いている。

滝沢が男性アイドルグループをプロデュース?

「ジャニーズに対抗して男性アイドルグループを世に送り出した芸能事務所はいくつかありますが、どれもジャニーズを超えたとは言えません。タッキーのプロデューサーとしての腕を買い、男性アイドルグループをブレイクさせたい思っている事務所が複数あるといいます。彼がプロデュースしたとなればそれだけで話題になりますからね。

 タッキーが新事務所を作るという話も報じられましたが、タッキーはとても義理堅い漢として知られており、自分を育ててくれた事務所に恩義こそあれ、弓を引くようなことはしない。少なくとも波風が立つようなことはしないでしょう」(同・芸能プロ幹部)

 ソロアイドルと比較してグループアイドルの利点と言えば、まず各メンバーにファンが付くのでファン数ではソロをはるかに超えるし、グッズもメンバーの数だけ売れる。例えばメンバーのひとりが体調を壊しても残りのメンバーで仕事ができるので仕事に穴をあけることがない。芸能事務所にしてみれば人気アイドルグループはうまみが多いということだ。そして、ジャニーズ事務所が弱体化しそうな今がチャンスではないかという。

「いま業界内では“ジャニーズは一体どうなるのか”という話で持ち切りです。アイドル発掘に長けたジャニーさんが亡くなり、辣腕(らつわん)プロデューサーもいなくなったいま、今後アイドル事務所としてはやっていけるのか。“ジャーニーズ帝国の崩壊”などと報じているところもあります。また近々、“メンバー全員が俳優として活躍している”人気グループのメンバーがキンプリに続くという話も業界内で流れ始めました。滝沢秀明の“愛弟子”たちのなかには今回の一連の騒動に違和感を覚えている者もいる」(同・芸能プロ幹部)

 ジャニーズ事務所退所組で活躍が目覚ましいのは『新しい地図』の3人のみだが、芸能界の地図も大きく塗り替えられようとしている──。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。