次第に寒くなってきて、“しゃぶしゃぶ”が恋しい季節がやってきた。

そこで本日は、東京に数多ある店の中から、しゃぶしゃぶを極めし名店をピックアップ。

お肉へのこだわりはもちろん、出汁、タレ、一緒にいただく野菜まで、とにかく絶品。

まさに都内を代表する一軒として、今冬、確実に押さえていただきたい！

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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



1.食通の大人たちが密かに通う、神泉に佇む3室のみの隠れ家


のりこのごはん＠神泉

黒丸に平仮名の「の」だけのシンプルな看板が人目を引く、こちらのお店。1日3組限定、完全個室のこじんまりとした一軒だ。

店主の鈴木のりこさんが腕を振るう絶品コースのメインが、香川県でオリーブを食べて育った「オリーブ夢豚のしゃぶしゃぶ」。旨みの強い豚肉は、3種のタレそれぞれに合う薬味をたっぷり入れていただく。

こだわりの自家製お出汁に潜らせて口に運べば、豚本来の芳醇な甘さが一気に広がり、口福感は最高潮へ！食べ慣れた大人が本気でリピートするのも頷ける、この冬確実に外せない名店である！



2.「タンしゃぶ」が食べたいならまずココへ！


代々木 今半＠代々木

“タンしゃぶ”のパイオニアである店主・郄岡さんが手掛ける一軒。黒毛和牛の柔らかいタン元の、さらに芯の部分しか使わず、熟成もさせる徹底ぶりで、最高の美味しさへと仕上げている。

美しく輝くタンを沸き立つ出汁で3秒。豆苗もゆがき、巻き込んで食べる。調味は塩のみだが、黒タンの滑らかな口当たり、小気味いい歯応えに衝撃が走る。豆苗の食感も抜群だ！

ゆがく出汁は、日高の最高級昆布に加え、牛スネやモモからとったブイヨンをわずかに忍ばせ、タンの旨みの増幅を図る。さらに、主役を引き立てる野菜は産地に自ら赴き、調達。こうした万事に手を抜かない姿勢が、他の追随を許さない！



3.極上の黒毛和牛をしゃぶしゃぶする究極の贅沢


東京肉しゃぶ家＠新宿

東京でも限られた店でしか扱えない黒毛和牛、但馬玄をしゃぶしゃぶで贅沢に楽しめる店。「日本一美味しいしゃぶしゃぶを作ってやろう」という熱き思いのもと、究極のしゃぶしゃぶへとたどり着いた。

但馬玄をより堪能して欲しいという思いから、一般的なしゃぶしゃぶ肉の2倍の厚さで提供。厚い肉をレアに火入れし、こだわりのポン酢やごまダレと味わえば、肉汁が口の中であふれ出す！

昆布香る出汁と最高の肉が一体化したしゃぶしゃぶは、これまでの概念を覆してくれる美味しさ。記憶に残る大人のしゃぶしゃぶ体験が約束された、とっておきの名店なのだ！



4.大判サイズの銘柄牛の美しさ、そして美味しさたるや…！


京都 飄嘻 西麻布店＠西麻布

西麻布の路地裏にあるしゃぶしゃぶと京会席の店。季節の会席を愉しみつつ、メインに「出汁しゃぶ」という銘柄牛を堪能できるコースが名物。

日本三大銘柄牛のうちのひとつ“近江牛”などを使っており、箱を満たす大判サイズとサシの入りの美しさに思わず感嘆する。そして半日かけてとった特製の和風出汁に、これでもか！と白ねぎを入れて食すのが流儀だ。

近江牛は肉質がきめ細かく、脂は甘く、しつこさとは無縁。一枚が大きく、奥行きのある出汁が牛の深みを後押しして、食べ応えも充分だ。昆布出汁に滲み出た牛の旨みがともに食す野菜にも浸透し、〆の生蕎麦まで箸が止まらない！