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 空前の大ブームが起きている100円ショップ。生活必需品を購入する際に利用するイメージが強いですが、ここ数年は「生活必需品ではないけれど、QOLが上がる便利グッズやアイディア商品」が特に人気で、頻繁にバズっています。

 この記事ではそんなバズり商品のひとつで、世の卵かけご飯好きをトリコにした「ふわふわエッグメーカー」をご紹介しましょう。

ダイソーやセリア、キャンドゥなどで購入できる。110円(税込)

 メレンゲ状にした卵白のふわふわ食感が特徴の「進化系卵かけご飯」。見た目も食感もこれまでの常識を覆す魅力的な一品ですが、家で作るには手間がかかるし、お店で食べようにも当時は人気すぎて行列覚悟と、ちょっとハードルが高いのが難点でした。

 そんな特別な卵かけご飯が自宅で簡単に作れるグッズが、この「ふわふわエッグメーカー」なんです。早速使ってみましょう!

想像の数倍簡単! 至福の「卵かけご飯」の作り方

左から、メレンゲカップ、黄身分け、メレンゲホイッパー

 この商品には、3つのパーツがあります。まずは、メレンゲカップに黄身分けをセットしてたまごを割りましょう。

 黄身についた卵白がしっかり落ち切ったら黄身分けを取り外し、黄身は一旦置いておきます。

黄身分けは自立するので置き場に困らない

 ここで、この商品の1番のポイントであるメレンゲホイッパーが登場。卵白が入ったメレンゲカップに入れて、上下に動かします。

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「最初は細かく上下に動かして、泡立ってきたら徐々に大きく上下させていくと良い」と説明書に書いてあったので、その通りに動かしていきます。

 すると、わずか数秒で泡立ちはじめ、さらに数十秒でこの状態に!

 メレンゲホイッパーの無数に空いた穴が良い仕事をしているのだとか。メレンゲ作りは泡立て器を使っても結構時間がかかって大変なのですが、これなら40秒ほどホイッパーを軽く上下させただけで完成。なんとなく5分くらいは混ぜ続けるつもりだったので、あまりの簡単さに拍子抜けです。

 あっという間に出来ましたがご心配なく。この通り、ちゃんとふわっふわできめの細かいメレンゲになっています。

 あとはホカホカの白ご飯に移して、最初に分けておいた黄身をのせれば完成です。

これぞ理想の朝ご飯!「ふわふわ卵かけご飯」を食べてみよう

 黄身が雲のお布団で気持ち良く寝ているような、なんとも不思議な見た目です。醤油を垂らして黄身を割り、少しメレンゲと混ぜて食べると「しゅわっ、ふわ~」という新食感に胸が躍ります。

 味はいつもの卵かけご飯なのですが、見た目と食感が違うだけでまるで全く別の料理のよう。とても贅沢をしている気分になります。卵白のトロリとした食感が苦手な方にも良さそうですね。

 ちなみに「ふわふわエッグメーカー」ではオムレツ作りでも活躍します。

お店クオリティ!「スフレオムレツ」もあっという間に完成

 モンサンミッシェルの名物料理としても有名なふわふわの「スフレオムレツ」。おしゃれなカフェなどでたまに見かけますが、家ではなかなか作る機会がないこのオムレツも「ふわふわエッグメーカー」があれば、あっという間に出来ますよ。

 先ほどの卵かけご飯の要領でメレンゲを作り、そこに溶いた黄身と塩などの調味料を軽く混ぜ合わせて焼くだけ。

 焼き色がついたら半分に折って、お皿に盛り付ければ完成です。感動するほどのふわぷる食感で、口当たりが軽いのであっという間に食べてしまいました。

 作るのにかかった時間は5分以内。あっという間に出来上がるので、これなら時間がない平日の朝でも作れそうです。

「メレンゲ=時間と労力が必要」。そんな常識を打ち砕いてくれた「ふわふわエッグメーカー」は、いつもの朝ごはんをちょっと贅沢にしてくれる優秀アイテムでした。手動の泡立て器のような労力も、電動泡立て器の準備や片付けの手間も必要なく、美味しい朝ごはんを食べてみませんか?

(撮影・文◎佐々木 舞)

●著者プロフィール

佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。